ささちゃんくらい

ただの屑籠

ADHDだけど偏差値65の高校に受かった方法

偏差値65というのはみんこう(高校の情報比較サイト)から引っ張ってきました。

東大には年に2人くらい受かるけど、一番合格者数が多いボリュームゾーンはマーチ・日東駒専あたりくらいのレベルの高校です。超進学校というわけじゃなくて、周りからはそこそこ頭いいのかな?って思われるレベルの高校です。

 

私は公立の中学校に通っていて1年生の最初の中間試験では学年40位でした。(学年80人中)

公立中学校は東京都でトップの高校に進む人もいれば芸術系の高校に行ったり、その辺のヤンキー高と言われる工業高校や商業高校に進む人もいてさまざまな学力帯の人が集まっています。

うちの中学校は地区内ではあまり頭がいいとはされないレベルだったので全国的に見たら真ん中よりは下くらいのレベルだと思ってほしいです。

 

1年生の次の期末試験では学年30位くらいでした。私は英語と国語と社会ができますが、理科は授業を聞いてもわからないレベルでした。文系科目でほぼ稼いでるみたいな感じです。

その後も2年生の2学期くらいまでは30位から20位を推移していました。

この時の勉強法は、教科書やノートを別の場所にひたすら写すという写経みたいなことをやっていました。問題集は配られますが、まったくわからないので答えをほぼ写すという意味のないことをやっていました。

それでも真ん中くらいの成績を維持できたのは、授業は寝ないでしっかり聞いていたからだと思います。授業を聞いて理解することは大切にしていました。

 

2年生の2学期末の試験で転機が起こります。なんと学年9位になりました。

その前に勉強法を変えていてそれが如実に結果に表れたんだと思います。

 

変えたことは

・図書館で勉強する

・問題集を何周もする

・赤シートで隠した部分を書き出す

 

 

 

そして一番大事なのが

写経をしない

 

まず、図書館で勉強するというのは家にいると親がつけているテレビに気を取られてしまったり、自室だと本を読んでしまったり、ADHD特有でなく結構みんなやってしまいがちだと思うんですけど、スマホを見ながら勉強をしてしまったりいろんなものに気を取られてしまうので環境を変えて強制的に勉強ができるようにするってことはものすごく大事だと思います。

自習室とかも。でも私は結構音を立ててうるさくしてしまうタイプなので町の図書館の中の子どもが結構うるさくしているしゃべれますよ~ってスペースで勉強しました。

集中力が切れたら庭みたいなところをぐるぐる歩き回ってました。

 

 

問題集を何周もするというのはインプットよりもアウトプットを大事にするっていうことです。回答を覚えてしまうという難点がありますが、演習をする過程の中で覚えていくという方が性に合っているなっていう気はしてたので、アウトプットの比率を大きくしていくことを心がけていました。あと今まで問題演習をやってこなかったせいだけど、結構先生は問題集の類題を出してるなって気もしました(笑)。理系科目はとりあえずわかんなくてもいいから体当たりでもいいから解く。教科書読んでも頭に入ってこないから解く。解いて自分にはどんな知識が足りなかったのか考える。ああこういう解法もあるんだなって気づきも得られる。(公立中学校でハイレベルな問題は出してこないですけど)

 

赤シートも同じで、関連する出来事から社会の年号とか戦争の名前を想起できるようにしていました。あと漢字とかも。

 

写経は時間の無駄だとやっと気づけました。ファイルを買ってルーズリーフにひたすら教科書の内容やプリントの内容をそのまま写していても覚えた気になってぜんぜん覚えていません。

 

ただ勉強した内容を何も見ずに思い出して白紙に書き出していくのはありだと思います。ただこれはテストの直前にやっていました。

全然思い出せなくて白紙が全然埋まらないことばかりだったのである程度赤シートで隠したものを言えるようになってからやった方が自信につながると思います。

 

この勉強法で学年10位以内はずっとキープできていました。

 

自分に合った勉強法を身につけて成績が上がったり成長したなっていう自負があってその後も根気強く受験勉強に取り掛かることができました。

 

テスト勉強と受験勉強ではほぼやり方を変えていませんが、

教科書の例題(一番簡単なやつ)→教科書の演習問題(ちょっと難しい)→学校で配られる問題集か自分で買った基本レベルの問題集→都立高校の問題→自分の志望校の問題というように難易度を上げながら解いていきました。

(都立の方ならわかると思うんですが、都立高校の中でも独自の問題を出すところがあってそこはちょっとむずかしめなので自分の志望校の問題と同じタイミングで解いてました。)

 

 

とにかく自信をつけるための勉強法が大事だと思います。

基本レベルを解いてできたなっていう自身が糧になるので地固めを忘れずに、でも挑戦していくというように解いて。

でもどこが間違ったか、なんでわからないんだろうというところを念頭に置きながら解説を読み何度も問題に挑戦していました。

 

あと模試の復習ですね。模試の解きなおしは絶対に行っていました。

(私はブイ模試じゃなくてダブル模試っていうのと塾が主催しているちょっとむずかしめの模試を受けていました。)

 

だいたい自分が高校受験時にしていた勉強法は書き尽くせたかなって思います。

頭のいい子に勉強法を教えてもらったり、自分でネットで調べながら試行錯誤していて、今の時代はYouTubeとかもあるので自分に合った勉強法を手探りでいいので探していくことが大切だと思います。

 

取り合えず解く・頑張って集中できるよう特訓する

ADHDでも楽しいと思える方法があれば夢中になれるはずなので、ADHDの方もそうでない方も希望の道に進めるよう応援しています。

 

つたない文でしたが、読んでくださりありがとうございました。

 

 

※筆者は精神科を受診し、19歳の時にADHDと診断されました。